年初めに、今年のM、F、T(マンデー・フリー・トーキング)は、心の豊かさを追求しようというコンセプトのもとで、司馬遼太郎ファン 奥村さんの提案もあり「街道をゆく」シリーズを素材として、議論することとなった。 2月9日の「赤坂界隈」に引き続き、3月16日「本所、深川」を採り上げるにあたり、事前に実地検証をしておこうということで、3月15日(日)深川散策の企画となった。総勢なんと24名、地下鉄森下駅を10時半に出発し、以下を探訪した。
先ずは、「新大橋」のたもとから「隅田川」を右手に見ながら川沿いに5分ばかり下ったところにある「芭蕉庵」を見て、その後、近くの「芭蕉記念館」に足を伸ばした。
「森下文化センター」には「工匠壱番館、弐番館」があり、職人の伝統工芸品の数々が収蔵展示されていた。この界隈には、人間国宝に指定された工匠が実に約60人もおられ、今なお多くの方々が、お元気に住んでいると聴いて驚いた。 午をちょっと過ぎたところて、高橋
(たかばし)の「伊せ喜」という店で”どぜうなべ”などで舌鼓を打った。ここから小名木川を渡るあたりは、江戸時代には優美な橋脚の高い橋で、北斎の錦絵にもなったところだとやら、今でもその面影がわずかに残っている。
「深川江戸資料館」は、今回のツアーの目玉でもあった。江戸末期の船宿や長屋などが実物大で再現され展示、音響と照明で夜明けから日暮れまでを演出し、深川情緒を醸し出している様は、心憎いばかりである。
「清澄公園」は、もともと紀伊国屋文左衛門の別邸であったものを、岩崎弥太郎が買収して、造園されたもの。この日は、池の水面が陽光に輝き美
しく眩しかった。
ここから十数分西に歩くと「門前仲町」に出る。 たまたま縁日とあって、露店が所狭しと並び、にぎにぎしい。「富岡八幡宮」は、
勧進相撲の発祥 の地。神社の境内にある横綱力士碑を見て歴史の重さを知る。隣接の「深川不動堂」にも足を運び、
皆それぞれにお祈りをし、心を洗う。最後に門前仲町の「伊勢屋」で、串団子を食べて疲れを癒し
た。
「また、このような企画をして欲しい。」との
声を聴きながら、5時ちょっと前に散会した。万歩計は、ゴルフワンラウンド並みの約15000歩を記録。江戸の俳人や旦那衆、そして名人達と、すっかりお近づきになった、ヴァンテアン文化グループの楽しい日曜の散策であった。